読書感想 三 「湖底の城」

こんにちは!

株式会社セイフティプランナー九州です。

 

今回は読書感想の続きです。

朝晩が冷え込むようになって来ました。

秋の夜長に、と思って読み始めましたが、冬の足音が近づいてきましたね。

 

 

 

「湖底の城6巻」途中
※7,8巻はまだ文庫本が発売されていないので、発売されてから購読します。

 呉の国は蔡の国を楚から守るために出陣する。
楚の令允(れいいん。現在で言う総理大臣の様な役職)である子常が迎え討つ形になったものの、孫武の兵法と伍子胥の判断で楚軍を完膚 なきまでに打ち破り、ついに呉は子常を国外にまで追放する。
 敗因は、危機意識の甘さと敵状調査を疎かにした事、更に有能な部下の進言をまともに聞こうとしない傲慢さにあった。
子常は幼い楚王を操りながら私服を肥やしていた寧臣である。

長年権力をほしいままにしていると、人としての道理が判らなくなってしまうのではないだろうか?
 
 それに引き換え、呉の孫武と伍子胥は長年不遇の時代を送っていたために、人間の性向を骨の髄まで知り尽くしていたといえる。
 結局兵法とは、人間を知り尽くした上でその人間がどう判断し、どう行動するのかを、あらゆる情報を収集しながら読み説いていく究極の心理学と言えないだろうか?
 究極の、と言うことは、読み間違えたら自分の命がないということだ。
その点も理解していた孫武だからこそ、常に誰よりも真剣にかつ緻密に、あらゆる可能性を探りながら作戦を立て、徹底して「戦えば常に勝つ」「勝つ戦いしかしない」ことを証明して見せたのだ。

 これは凄いことである!
もし経営者がこの姿勢に立てば、会社は繁栄して当たり前なのだから。

しかし、容易なことではない。

歴史に名を残すほどの業績をなすことなど凡人の私に出来るわけがない。

 

 第一に、人間を知るといっても単なる思い込みや僻目で、まともな判断など無理だと思う。
もしまともに判断できているなら、家庭や職場やその他あらゆるところでのトラブルなど起こるはずがない。

 

 第二に、己を知ることさえ簡単なようで実に困難なことである。ましてや敵を知ることなど言わずもがなだ。
「敵を知り己を知れば百戦して危うからず。」と言うが、実践することはどれだけ困難なことか。
 自分自身さえまともに制御できない愚か者には、土台無理な話なのだ。

 

 

ということをこの本から学びながら、現代に生きる自分の糧にしたいと思う。

 

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